私はスーパーでレジ係として、働いています。
レジ袋が有料化されたことによってレジの会計時に
カゴに持参したエコバックをセットして詰めてそのまま
持って帰るという人が増えたように思います。
カゴのサイズにぴったりはまるエコバックがありますが、
バッグではなくて、カゴとぴったりサイズのマイバスケットと
いうものもあります。
バッグもいらないしカゴごと持って帰れるので、便利だと思います。
カゴにぴったりサイズのエコバックやマイバスケットを持って
いる時のきれいな商品の詰め方についてお伝えします。
やっていくうちに慣れて自分なりのやり方になっていきます。
キレイに、そして早くレジを通すやり方について書いていきたい
と思います。
カゴやバッグの大きさを知る
まずは自分の持っているカゴ(バッグ)の大きさを知ることが
ファーストステップです。
大体どこのカゴの大きさはそう変わらないと思います。
長い辺を横、短い辺を縦ということにしておきます。
縦の辺にぴったり入るもの。
牛乳パック3本。
卵(10個入り)パック。
卵パックは長い辺がぴったり入り、短い辺だと2つ分です。
ビールの6本パック。(長い辺)
2ℓのペットボトル×2本分(長い辺を並べる)
寿司(12カン入り)のパック(長い辺)などです。
新しいカゴに入れていく
①軽いものをよけておく
一番上に乗っているパンやお菓子などの軽いものをカゴの外に
よけておきます。
お菓子でも箱に入っているクッキーや筒状のポテトチップスは
立ててカゴに入れます。
②肉や魚をビニール袋に入れる
自分でカゴに入れる時は肉や魚をビニールに入れることがあると
思います。
ここはとても個人差が出るところだと思います。
肉や魚などすべてビニール袋に入れてほしい人、
面倒なので、入れなくていいという人。
当然ですが、商品の肉や魚などすべてをビニール袋に入れると
時間がかかります。
私はすべてを入れる必要はないと考えています。
肉や魚はドリップが出ていたり、水分が多いもの。
においのするもの。
イチゴやブドウ等パックから中身が出るかもしれないもの。
惣菜のパックの形がふたがどうしても甘くなってしまうもの。
漬物等水分が多く濡れているもの。
これらはビニール袋に入れます。
何を入れて、何を入れないかの見極めを自分なりに決めると
いいです。
私自身は買った肉や魚すべてをビニール袋に入れるのが、
あまり好きではないです。
家に持って帰って冷蔵庫に入れる時に邪魔になるから。
いつビニール袋から出すか迷います。
私は入っていたビニール袋も外してすぐに生ごみを
入れる以外はあまり使わないです。
③ビニール袋に入れる基準
魚介類はビニール袋に入れます。
肉よりも水分とにおいが出やすいためです。
本当は1種類づつ入れたいのですが、量が多い時やレジが
混んでいる時は2種類くらいまとめて入れることもあります。
私は肉をビニール袋に入れるかどうかはドリップ(水分)が
出ているかを見ています。
肉は鶏肉が一番水分が多く、牛、豚は少ないです。
時間がたって割引されている商品はドリップが出ていることが
あり、この場合は入れます。
鶏肉は手羽先などドリップが少ないもの以外はビニール袋にいれます。
牛と豚は入れないことが多いです。
レバーや焼き肉用など味付きのものはビニール袋にいれます。
パック入りの総菜もビニール袋にいれます。
私のいる店では、総菜パックの形状が2種類あります。
唐揚げやコロッケが入っているパックはフタ部分が
ペラペラな上、十字にかけた輪ゴムだけで止まっているため、
フタがどうしても甘くなります。
この形状のパック総菜が来たらビニール袋にいれます。
お客様がレジに持ってきた時点で中身が飛び出しそうという
経験を何度もしています。
もう一つのフタ部分がかぶさるような形状のパックは入れない
ことが多いです。
丸いどんぶりものの容器もビニール袋に入れることが多いです。
中華丼やかに玉丼などはとろみ部分が漏れるとイヤなので
ビニール袋に入れます。
総菜では出来立ての温かいものもビニール袋に入れます。
野菜は包装されていないブロッコリーやレタスもビニール袋に入れます。
そのまま持ってきたキュウリやバラ売りの玉ねぎは時間があったら入れます。
バラ売りのじゃがいもは土がついていることが多いのでいれます。
イチゴやブドウはパックのすき間から一粒でてしまうといやなので、
入れます。
④重くて形の崩れない商品から順にカゴに入れていく
固くて重いもので土台を作り、平に置きたいものをその上に
乗せていくイメージです。
隙間にキュウリやゴーヤ、とうもろこしなどの立てて入れられる
野菜類を隙間に入れます。
牛乳パック、ペットボトル、ビンや缶入りの飲み物などを入れます。
ワイン等のビンが割れる心配がある時は、レジで言えば
クッション材を巻くことができます。
カゴを二つ並べておいて、奥から手前へ詰めていくとやりやすいです。
手前から詰めると詰めた商品が次に詰めるものを入れる時に、
手に当たります。
商品が倒れる原因になり、移す時の手の移動距離も長く
なるので効率が悪いです。
牛乳パックと同じくらいのスペースには小物アイス(スーパーカップなど)
や1人分のヨーグルトを積み重ねて入れます。
同じような種類で積み重ねると形が崩れることはほぼないです。
容器に入った味噌や箱アイスなどもここで入れます。
カゴの縦の長さ(短い辺)は牛乳パック3本分、小物アイス3個分、
ヨーグルトの大きいパック(ブルガリアとか)の短い辺3個分です。
この3種類の幅は大体同じです。
次は固い野菜類
キャベツ、玉ねぎ、じゃがいもなどを入れます。
固い野菜類は立てて入れられるなら立てた方が省スペースに
なります。
その上に卵パックや肉や魚のパックをおきます。
平で固い面に肉や魚のパック、その他の軽めの物を置きます。
ビニール袋に入れた肉は立てて入れる時もあります。
その後つぶれやすいトマトや桃などの果物、平においておきたい
お寿司や総菜のパックを置きます。
よけておいたパンやお菓子を乗せて終了です。
こんな時はどうする?
レジに来た時点でカゴがあまりにモリモリだったら、素直に
カゴや袋を二つにすればいいです。
1/4にカットされたスイカとかケーキとか形を崩したくないものは
結構あります。
アイスや冷凍食品と、あったかいお弁当を一緒に入れたくない
ということもあります。
どうしてもレジ袋を買いたくないという人は余分の袋を持っていると
いいと思います。
まとめ
自分の持ってているカゴの大きさを知ることが大切。
縦の辺にぴったり入るものを知る。
牛乳パックなら3本分など。牛乳パックと大体同じ幅なのは、
小物アイス3個分や大きいヨーグルトのパックの短い辺3個分、調味料のビン
(1ℓの醤油など。)3本分など。
軽いものをよけておき、肉や魚をビニール袋に入れる。
ビニール袋に入れる基準を自分なりに作っておくと素早く
入れられる。
重い野菜や形の崩れないものをカゴの端から入れていき、
細いすき間にはキュウリなどの細い野菜やビンなどを入れ、
肉のパックなど形の崩したくないものを上に乗せるイメージで
入れるとうまくいきます。
肉のパックを立てて入れたい時はビニール袋に入れると汁が
漏れる心配がありません。
形を崩したくなくて、つぶれる心配のあるイチゴやブドウパックや
寿司などは別に袋を持っていると安心です。
レジ係の私から見ていると、エコバック自体が汚れている方が
結構います。
汁漏れしたりすると内側はどうしても汚れてしまいます。
においもつくので、時々洗濯してくださいね。
マイバスケットなら丸洗いもできると思います。
今回は商品を持ちかえる時のカゴへの詰め方について
レジ係の目線で紹介しました。
今度スーパーに行ったらぜひ活用してみてください。